ノーマン・フォスター卿、iF DESIGN生涯功労賞2025を受賞
生涯功労を賞は、デザインにおける卓越性の定義に変革をもたらした人物を称えるための賞です。当賞は、世界のデザイン界に多大な貢献をしたアイコンに贈られます。
今年のiF DESIGN Lifetime Achievement Awardは、 ノーマン・フォスター卿が 受賞しました!
ノーマン・フォスター卿、「デザインは私たちの生活の質の本質である。」 - 是非ビデオでご覧ください。
ベルリンにある世界最大の劇場のステージで、生涯功労賞2025を受賞したノーマン・フォスター卿。左からウーヴェ・クレメリング氏、ノーマン・フォスター卿、フリッツ・フレンクラー氏。
英国を代表する著名なデザイナーであり建築家であるノーマン・フォスター卿は、80点以上の製品や製品システム、乗り物のほか、ロンドンの「ガーキン」や日本のミレニアム・タワー、ベルリンの帝国議会議事堂のガラスドームなど、100を超える象徴的な建築物を手掛けてきました。
彼の作品は建築界に永続的な影響をもたらしています。
フリッツ・フレンクラー氏は称賛のスピーチでこう述べました。「彼の作品には魂が宿っています。『人間が人間であることを真に考えたと感じさせる冷静な精密さ』が、その根底にあるのです。」
壇上でノーマン・フォスター卿は、自身のプロジェクトについて語り、とりわけドイツ連邦議会が集まるベルリンのライヒスタークの設計にまつわる特別な思いを共有しました。授賞式はその現場からわずか10分ほどの場所で開催されたため、彼の言葉は聴衆により深く響きました。
「ドイツ統一後、ノーマン・フォスター卿はベルリンのライヒスターク・ドームを再構築しました。かつて闇に包まれていた場所に光を灯し、ドームは平和、自由、そして民主主義の象徴となりました。彼の役割はここで終わりました。私たちの役割は、この光を守り続けることです」と、フレンクラー氏は締めくくりました。
フォスター卿は、世界16カ所に拠点を持つ自身のスタジオ「フォスター+パートナーズ」や、マドリッドにあるノーマン・フォスター財団を通じて、若い才能の育成にも力を注いでいます。
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