



High Myopia
書籍
RISD Rhode Island School of Design
本書『High Myopia』は、高度の近視を扱っている。著者のシム・サンミンがこのタイトルを選んだのは、high Myopiaが高度の近視を示し、「ハイ、マイオピア」と発音できるからである。このタイトルには、個人的な経験と好奇心をもって、近視の問題に違ったアプローチで取り組もうとしていることを示したかったようだ。 統計によると、2009年現在、アメリカでは約7000万人(アメリカ人口の約25%から30%)が近視であり、さらに850万人が高度近視である。私たちの周りには近視の人がたくさんいて、その中には少数の強度近視の人も含まれていることになる。近視の人がメガネやコンタクトレンズなしでどのように世界を見ているのか、想像するのは難しい。ある程度の知識がなければ、近視がどのように機能しているのかを把握することは難しい。著者自身が強度近視の当事者であることから、この問題を追究し、近視が日常生活にどのような影響を及ぼしているのかを考察する。誰もが一定の日常生活を持っている。本書は、強い視覚障害を持つ人たちがどのように環境を見ているのかを示すことを目的としている。
クライアント/メーカーデザイナー