



Mini Cooper
車
BMW Group Design車
審査講評
デザイナー
グッド・デザイン・ムーブ - ロナルド・アイリグ選出 ブリティッシュ・レイランドによる初代ミニは、1959年から2000年までの40年間、自動車の人間国宝となった。ブランドの新しいオーナーであるBMWグループにとって、最先端のドライビング・ダイナミクス、信頼性、イメージの面で正当な評価を受けるような、効果的な後継車を新たに見つけなければならなかった。1997年、エイドリアン・ヴァン・ホイドンクはすでにモンテカルロ・ラリー優勝30周年記念のアニバーサリー・コンセプト・ビークル30をデザインしていた。しかしこれは、MG-Fをベースにミニ・スタイルの要素を取り入れた2シーター・ラリーカーを現代的に解釈したものに過ぎなかった。これらの要素のいくつかは、新しいMINIのデザイン・ランゲージのインスピレーションとなるほどの出来栄えであった。社内開発コードE50のもと、フランク・ステファンソンはニューBMW MINIのプロトタイプをデザインした。ゲルト・ヒルデブランドは生産に向けた実装を指揮し、10年間にわたって後続モデルのデザインを担当した。現在のテクノロジーと安全要件に対応するため、車体寸法を拡大する必要があったが、伝統的なMINIのスタイル的要素を即座に発見することができる。クラブマンやカブリオといった伝統的なデザインに加え、クーペやロードスターも用意されている。オリジナル・ミニへの多くのリファレンスが盛り込まれたMINI Oneは、自動車の現代性への架け橋であるだけでなく、まったく新しい製品ラインの出発点でもある。期待して待とう。
クライアント/メーカー
BMW Group Design
München, DE