



Ea Bertrams work in progress
書籍/アートカタログ
Ea Bertrams
奇妙な生き物:ソフトで、変わっていて、不快で、いらいらさせる。このビジュアルテーマは本の表紙を定義している。革のようで、柔らかく、贅肉がなく、シンプルで、変わっていて、異質である。エア・バートラムスの作品のほとんどは、X線写真が基礎となっている。彼女は雑菌のない非日常的な空間でアートを構想し、展開する。内容のタイポグラフィの実装は、透明で光沢のある無菌性を伝える。紙の不透明性によって、情報は彼女の創作の触覚的で具体的な一部となり、それ自体がオブジェとなる。アートは対立を引き起こす。この本のコンセプトの強さは、白い表面に描かれたオブジェの刺激的な振り付けと、実物大の写真と連続する絵との変化に富んだ相互作用にある。タイポグラフィは、作品を邪魔することなく、作品の一要素となっている。この本は、手触りの良い、珍しいプラスチックの表紙で仕上げられ、本の中のデザイン言語を外の見る人に伝えることに成功している。